スタッフ

監督:山田火砂子

監督 / 山田火砂子

東京生まれ。戦後女性バンド「ウエスタン・ローズ」で活躍後、舞台女優を経て、映画プロデューサーに。実写版「はだしのゲン」、「春男が翔んだ空」、「裸の大将放浪記」など数多くの映画を製作・公開した。初の監督作品としては、アニメ映画「エンジェルがとんだ日」がある。これの重度の知的障がい者である長女とともに歩んできた半生を題材としたもの。「石井のおとうさんありがとう」は平成17年度児童福祉文化賞を受賞。著書には「トマトが咲いた」があるが、これは娘2人を育てながら、 映画のプロデューサーとしてがんばってきた泣き笑いの29年間をまとめたもの。他に「嫁見る火砂子さん石井十次を撮る」。また学校・施設・イベント等で、福祉、教育、子育て、平和など幅広いテーマで講演活動も行っており、実績も豊富である。平成22年 日本映画テレビプロデューサー協会功労賞受賞。同年、第55回映画の日執行委員会表彰。平成23年、児童福祉文化賞 特別部門賞受。

撮影監督 / 髙間賢治

1949年東京都生まれ。
東京都立大学経済学部在学中から若松プロで撮影助手を始め、76年CMカメラマンとして独立。79年『月山』で劇映画デビュー。
81年文化庁在外研修員として1年間渡米、ジョン・アロンゾ、ジョン・オルコット、ゴードン・ウィリス、ヴィルモス・スィグモンド、オーウェン・ロイズマンに撮影技術を学ぶ。
帰国後、山川直人監督の『ビリィ★ザ★キッドの新しい夜明け』、金子修介監督の『1999年の夏休み』『デスノートthe Last name』、中原俊監督の『12人の優しい日本人』、三谷幸喜監督の『ラヂオの時間』、中江裕司監督の『ナビィの恋』、小林政広監督の『春との旅』、宮武由衣監督の『JAZZ爺MEN』、杉野希妃監督の『マンガ肉と僕』、林弘樹監督の『惑う』、ユン・ソクホ監督の『心に吹く風』、和田秀樹監督の『私は絶対許さない』、村橋明郎監督の『山中静夫氏の尊厳死』などを撮影。共訳書に「マスターズ・オブ・ライト」著書に「撮影監督ってなんだ?」「シーナ映画とコーキ映画」「髙間賢治の映画撮影記」がある。

音楽 / 渋谷毅

1939年、東京生まれ。ジャズ・ピアニスト、作曲家。東京芸大作曲科時代からプロとして活動。
ジョージ川口とビッグ4+1、沢田駿吾グループなどを経て、75年に自身のトリオ、86年に自身のオーケストラを結成。同時に作曲家としても幅広く活動中で、映画音楽(『はだしのゲン』『あにいもうと』など)やCM音楽を手がけるほか、NHKの子供番組にも多くの曲(「チョンマゲマーチ」「ボクのミックスジュース」など)を提供している。浅川マキや小沢健二のレコーディングなどにも参加している。
1999年、『Essential Ellington』で、スイングジャーナル主催第33回ジャズ・ディスク大賞・日本ジャズ賞を受賞。
2007年、ガブリエル・ロベルトと共に音楽を担当した「嫌われ松子の一生」で、第30回日本アカデミー賞・最優秀音楽賞を受賞。

脚本 / 重森孝子

山田信夫に師事。昭和44年映画「俺たちの荒野」でデビュー。
代表作に映画「二十歳の原点」「泥の河」,テレビ「都の風」「和っ子の金メダル」など。
兵庫県出身。同志社大卒。

  • 脚本:重森孝子・来咲一洋・山田火砂子
  • 撮影監督:高間賢治 JSC
  • 音楽:渋谷毅
  • 照明:上保正道
  • 録音:沼田和夫
  • 美術:中山慎・株式会社日映装飾美術
  • プロデューサー:上野有
  • 製作:現代ぷろだくしょん