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この映画は、まだ福祉という概念も根付いていない明治時代に、障害児教育を実践した夫を支え、日本の社会福祉に貢献した石井筆子の生涯を描いたものである。
主人公・石井筆子役には、映画・テレビ・CM・舞台と大活躍中の実力派女優・常盤貴子、その夫・石井亮一役に、市川猿之助一門の女形として人気を集める市川笑也が扮し、多くの子供達に囲まれつつ、石井夫妻の優しさや忍耐・葛藤を見事に演じている。
脇を固めるキャストも、日本映画を支えてきたベテラン俳優・加藤剛をはじめ、渡辺梓、平泉成、小倉一郎、石濱朗 などなど豪華俳優・女優陣が勢ぞろいし、ナレーションは、ドラマシリーズ主演や「日本昔ばなし」の声優としても幅広い世代に人気の市原悦子が独特の台詞回しで、子供達の演技を盛りたてる。
そしてこの映画の最大の特徴は、全国より公募で集まった知的に障害を持つ子供達が、プロの子役達と共に、精一杯の演技で活躍していることである。彼らの伸び伸びしたマイペースの演技は、見るものを釘づけにしてしまうに違いない。
監督は、知的障害を持つ娘の母として奮闘しつつ、プロデューサーとして「はだしのゲン」「裸の大将放浪記」「春男の翔んだ空」「エンジェルがとんだ日」などの福祉映画を作り続けてきた、山田火砂子がメガホンを取る。実写映画の監督としては「石井のおとうさんありがとう」に続いて二本目。
また美術監督は、日本映画美術を支えてきた巨匠・木村威夫が担当、文明開化の明治の雰囲気を再現させた。
音楽は、NHKドラマ「大地の子」「利家とまつ」をはじめ、数々のドラマや映画音楽を担当してきた渡辺俊幸が担当。子供達の演技を最大限に引き立たせる素晴らしい曲で作品を更に盛り上げている。
(2006年 / 日本 / カラー 119分 / ビスタビジョン / DTSステレオ) |
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