あらすじ
1833年、洗濯のたらいも男⼥で分けるなど、男尊⼥卑の社会の中、現在の熊本県に⽮嶋楫⼦は⽣まれました。
25歳の時に結婚をした武⼠の夫は酒乱で、抱いている⼥の⾚ん坊に向けて⼩⼑を投げるなど、家族への度重なる乱暴に⾝の危険を感じた楫⼦は、末の⼦を連れて家出し、離縁状を叩きつけます。
離縁後、上京して⼩学校の教員になった楫⼦は、ミセス・ツルー(Maria T. Pitcher
True[1840-1896])というアメリカ⼈の女性宣教師から、⼥学校の校⻑先⽣の仕事をすすめられ、現在もある⼥⼦学院の院⻑となります。
⼀夫⼀婦制、婦⼈参政権、禁酒、廃娼運動など、多くの活動に関わり、90歳のときにはアメリカで世界平和を強く訴えました。
天保時代に生まれ、明治⼤正という、⼥性が⼀⼈の⼈間として尊重されることのなかった時代に、⼥⼦教育に⼒を注ぎ、⼥性解放運動に⽣涯を捧げた⽮嶋楫⼦の⽣涯を描きます。
私の中で、楫子さんは山田監督であり、
山田監督は楫子さんのような気がしてならない。