製作にあたって スタッフ キャスト






故 高江常男氏

北海道光生舎
「明日の希望」制作にあたって


この度、褐サ代ぷろだくしょんの山田火砂子監督(本年、厚生労働大臣表彰受賞)のもとに、社会福祉法人北海道光生舎の創設者であります、故高江常男氏の生涯をテーマにしたアニメーション映画「明日の希望・高江常男物語」の製作が始まりました。

 高江常男氏は17歳の時に電気工事中に高圧線に接触し、両腕切断の重度の障がい者となりましたが、20代後半に同じ境遇にある障がい者の為の働く場を、北海道赤平市に創り、昭和34年に社会福祉法人北海道光生舎の法人認可を受け、企業授産を旗頭に、先駆的な授産施設を開設し、以後、多くの障がい者や高齢者の施設を開設してきましたが、残念ながら病に倒れ、平成19年7月にご逝去されました。

 山田さんは、北海道を舞台にした前作「大地の詩−留岡幸助物語−」の製作時に高江さんの実績を耳にし、主に子供たちの教育を目的に映画化を企画しました。
 両腕を失った人でも、信念と情熱と目標等を持つと大事業を成し遂げることが可能であることを、子供たちや障がい者やその家族や施設関係者等々に学習してもらいたい、特に、子供たちに夢と希望を与えたい、その為には親しみをもって観覧できるアニメーション化を考えたそうです。

 監督の山田さんは、これまで多くの作品を製作しておりますが、特に福祉のテーマを手がけた作品が多くあり近年では、

「大地の詩−留岡幸助物語−」(出演:村上弘明、工藤夕貴)
  児童自立支援学校創設者、留岡幸助の生涯
  *厚生労働省社会保障審議会推薦作品
「筆子・その愛−天使のピアノ−」(出演:常盤貴子、市川笑也、加藤剛)
  障がい児教育の母と呼ばれた石井筆子(滝乃川学園)の生涯
「石井のおとうさんありがとう−岡山孤児院・石井十次の生涯−」
  (出演:松平健、永作博美)
  孤児の救済支援に一生を捧げた石井十次さんの生涯
「エンジェルがとんだ日」(ナレーション 市原悦子、挿入歌 森山良子 等)
  山田火砂子監督自身の知的障がいの娘との泣いたり笑ったりの日々の生活を描いた 物語


等を製作し、現在も全国の学校やホールを中心に上映をされております。

 また、それぞれの作品には関係諸団体からの後援・協賛を受けており、例えば、(福)全国社会福祉協議会・全国児童養護施設協議会、(福)全日本手をつなぐ育成会、(財)日本知的障害者福祉協会、(福)全国重症心身障害児(者)を守る会、きょうされん、全国児童自立支援施設協議会、日本ダウン症協会等の諸団体を始め多くの団体、自治体から後援や協賛等の支援をいただいてきました。

この映画「明日の希望・高江常男物語」の製作に当たり、主旨をご理解戴き皆様の温かいご支援やご賛同を戴ければ幸いです。
このアニメーション映画の完成は2012年10月を予定し、学校や映画館や各種ホール等での上映を考えています。

アニメーション映画「明日の希望・高江常男物語」

製作支援者一同


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